月光
今回は乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2019 東京公演の千秋楽夜公演の感想レポです(正式名称ばっちり)。色々あって書く暇が無かったので肌寒いどころか普通にめちゃめちゃ寒い季節になってしまいましたね。公演日から結構空いたことが季節から感じられるけど、ブログを書き終わるのが遅いことはもう毎度のことなのでお察し下さい笑。いやぁ…公演日からの最遅更新記録を更新してしまったな… まぁキャスト陣のブログ等も出揃ったとこなのでちょうど良いですかね(都合がいい)。
なぜ19歳の男子大学生、いやDD(男子大学生)が少女向けコンテンツであるセーラームーン、そしてその2.5次元舞台であるセラミュの世界に足を踏み入れることとなったか____________
時は遡ること2019年7月7日。この日乃木坂46版セラミュの再演とそのキャストが発表されます。
【ニュース更新】 乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2019 上演決定! https://t.co/RgcOTxaurd
— 乃木坂46 (@nogizaka46) July 7, 2019
去年のセラミュで乃木ヲタ村内での盛り上がりは知っているので「へぇー再演だけど去年とキャストは変わるんだなー」くらいの気持ちで何気なく公式ツイートのリンクを押してみると、なんとそこにはヴィーナス役に我が推しメン田村真佑ちゃんの名が。え?really?
ちなみに中の人が田村ガチ推しになった経緯は過去のブログを見てください(笑)。
だいたいお察しの通り、中の人がセラミュを観に行った動機は乃木坂の子が出るからじゃなく、乃木坂の子且つ推しが出ているからです。純粋なセラミュファンの方からすればおそらく不純この上ない観劇動機です(笑)。ただやはり一番重要なのは観劇を通じてどう感じたかだと思うので、それはこの感想の最後までお付き合い頂きたいところ。
話を戻します、推しの田村真佑ちゃん。乃木坂に4期生として加入したことすら去年末のこと。まだ芸歴1年にも満たない新人、いやド新人です。やはり個人的な感情としては期待よりも驚きや心配のほうが上回ってしまいます。抜擢はとても嬉しいですけどね。セラミュファンの方々の厳しい厳しいご意見もあるし、五戦士以外のキャスト陣は経験豊富な方々。しかも皆さん去年からの再演。乃木坂メンバー内でさえ舞台経験がある実力のある先輩3人と、同期でもスーパールーキーの早川聖来ちゃんといった面々に囲まれています。これが弱肉強食の世界だったら確実にいってしまってます。やはりヲタクなので推しの心配をしつつ、初の外舞台なので何としてでも見届けたいという思いから観劇を決意。(客層拡大の狙いにまんまと嵌っているなこれ…) 個人的に千秋楽は格別さを感じるのでライブでも舞台でも狙うのですが、幸運にもモバ1で千秋楽夜公演が当たります。ありがたや。
観劇が確定したところで問題が。そう、中の人はセラミュどころかセーラームーン全般に関してど素人中のど素人。幼少期からこういったコンテンツは全く見てこなかったので何もかも分からない。完全な無知。セーラムーンとプリキュアの区別は何とかつくといったレベルの人間。ほんとにそれくらいだけど、世の大抵の男子もこんな感じのはず…(ド偏見)。ムーンはギリ分かるけど、月野うさぎの名すら知らなかったですね…
目も当てられないほどの知識の乏しさ。それが去年までのこと。去年乃木坂版セラミュを観た知り合いも結構いたので、ある程度そこからキャラクターの情報を得る形に。マーズやヴィーナスといった惑星の単語が飛び交うTLで中の人がようやく理解したのが、とりあえずセーラー戦士は月~金の五戦士がいるんだなということ。お勤めご苦労様です(違う)。
ただでさえアイドルヲタクが行くわけだし、この程度の知識でもセラミュを観に行ったら方々からお叱りを頂きそうな気がする上に、自分が観る作品には失礼が無いようにしたい。ということで、しっかりセーラームーンを勉強してから観に行くことに。作品もより楽しめますし。よくよく考えたら原作が少女漫画の作品の勉強とか、普通の男子大学生が夏休みにやることじゃないよこれ笑。学んでいるうちに「そもそもこの少女漫画が原作であるコンテンツを自分が観に行っていいのか…」みたいな考えが浮かんできたけど、推しのためなら女性ばかりのどアウェーでも行くしか…(笑)。
再演内容であるダーク・キングダム編を中心にしっかりと予習。四天王の名前がみんな~イトなのでとにかく混同する。五戦士はどうしてみんな名字が〇野なんですか武内先生。愛野美奈子だけ名前に惑星が入ってないけど、美奈子を音読みすると”びなす”になるからヴィーナス=金星に近くなるというトリビアに目から鱗(笑)。
といった感じで知識だけつけ、ダーク・キングダム編は流れが大体分かってしまうように…(バカ真面目)。再演だからリピーターの人もストーリーは覚えてるだろうし、期待すべきは本番でのキャスト陣の演技と舞台の演出ということで。
そうして乃木坂版セラミュ東京公演は開幕。東京公演でも僅か8公演しかないのに台風19号が3公演を吹き飛ばし、迎えた10月14日の千秋楽。約2年ぶりの聖地東京ドーム、とシティ。推しが見れるだけでもヲタクにとっては歓びなのでルンルン気分で後楽園に乗り込みます。
昼公演が終わり、退場する客層を見てみると結構多様な感じ。女性多めというのを想定していたので結構助かる…どアウェーじゃなくて済んだ…笑。男性のほうがやや多いかなといったところだけど、小学生くらいの子から中高年までいたのは意外。これは乃木坂版の客層拡大による効果なのかどうかが気になるところ。
開演前のこの時点では推しがどんな演技をしてくるのか、ビジュアルはどうなのかと、推しのことしか考えておらず、やや観劇の気が抜けていた状態でしたね。(申し訳ない)
知り合いの方から観劇の知識を色々教えていただき、時間が迫ってきたので着席。
いざ開演。19歳男子大学生、セーラムーンど素人が初めて観るセラミュ。果たしてどうなるのか______
東京公演千秋楽
終演。
もう圧巻。心の底から感動した。凄まじい衝撃。セラミュは本当に凄い。何もかも凄かった。演技、演出、脚本、楽曲と、初めてなのにセーラームーンの世界にずっと惹き込まれていた。開演前の想定を遥かに超える本当に素晴らしい舞台でした。
五戦士の脇を固めて下さるタキシード仮面、四天王、クイン・ベリル、なる、ぐりお、ルナ(松本さん)、アンサンブルの方々の凄まじい演技力と歌唱力、そして安定感。盤石というのはこういったことを言うんだなと。その上で五戦士の演技もまた良かった。「所詮アイドルのお遊戯会だろう」みたいな先入観は絶対に打ち破れるほどの演技だった。素晴らしかった。
そして、セーラームーンというコンテンツ自体の素晴らしさ。キャラクター1人1人が個性的で奥深いし、敵ではない敵、そして愛。純粋にセーラームーンの世界にもう少し浸っていたいと思えるくらいに良かった。創造主の武内先生本当にありがとうございます。東京公演千秋楽だからもう日本では公演が無いのがとても惜しい、何回でも観たいと思える最高の舞台でした。
五戦士。
ムーン/プリンセス・セレニティ/月野うさぎ役 久保史緒里
3期生のプリンシパル、他の舞台での評判はよく聞くので高いレベルということは想定していたけど、人の想定を軽々超えてくる歌唱力と演技力。肌がとても白いせいか金髪でもしっくりきてしまうし、細かい仕草や喋り、ヘタレ感や謎のデレと、そこにいたのはまさに泣き虫で天真爛漫なうさぎ。久保史緒里は月野うさぎを体現していた。間違いない。感情表現もとても豊か。歌も音程、声量、安定感とどれも素晴らしかった。言うことなし。それほど凄かった。乃木坂ヲタクなら一生に一度は久保ちゃんの演技を観ておくべき。今回このタイミングで観れて本当に良かった。
余談だけど、劇中のうふふえへへぇやデュフり具合がいつもの久保ちゃんっぽくて自然な感じで良かったです。もはやあれ素なのでは?(笑) LINE LIVE時の久保ちゃんと変わらんですよ笑。
乃木坂ではダサくてド根性爆走少女というイメージが強いけど、劇中では正反対のお淑やかな少女に。すごく落ち着いていて可愛らしい感じでした。グループにいる時とは見違えるほどで、本当に葉月ちゃんがやってるのか?と思ってしまうほど。普段の純朴さと戦士の時の凛々しさのギャップも良いです。
マーズ/火野レイ役 早川聖来
超大型新人。この一言。 芸歴1年未満の新人とはにわかに信じ難いレベル。4期プリンシパルで唯一の三役制覇を成し遂げたことも食い気味にうなずける。セミプロでしょ聖来ちゃん笑。お嬢様の喋り方や感情表現と、声や表情、どの演技をとっても素晴らしかったし、何より如何なる時も、とてつもなく堂々としていた。芸歴1年未満なのにこの肝の座り具合は末恐ろしい…良いことだけど笑。ミュージカル特有の太めの声の歌唱でもしっかり安定した歌声。美脚だしヒールなのにダンスのターンの軸が奇麗。バレエ経験が生きている。組曲の時カッコ良すぎる。全てに於いて本当に素晴らしかった。この子を乃木坂に獲ってきたのはメリットしかない(今野さんナイス)。今後確実に今以上に化けていくし、将来が楽しみでしかない。しかし演技以外でも通用しそうなのでとにかく色々やらせてあげて欲しい。
乃木坂メンバーが演じる五戦士の中では1番の先輩。やはり経験が多いので安定感のある演技で安心して観ていられる(心配もしてないけど笑)。キャスト発表時からジュピターという役柄が演者その人自体のイメージととても合っているなと思っていたけど間違いなかった。ジュピターとしても、伊藤純奈としても力強さ、頼もしさがよく感じられた、さすがといった演技。5人の中ではなんだか貫禄すら感じるほどでした。素晴らしかったです。
ヴィーナス/愛野美奈子役 田村真佑
とんでもない面々に囲まれてしまった推しメン。特に素の愛野美奈子の時は良かったかなと思います。終盤にゆくにつれ、昂る感情が演技に乗ってきてヴィーナスのリーダーらしさや責任感が感じられて良かった。やはり歌が音程と声量の安定感を欠いていた印象。いつもの高音とは真逆の、聞いたことのない太めの低音出してましたし笑。台風で流れた3公演もやっていたら、歌ももっと成長出来ていただろうと思うと非常に惜しいところ。でも良く捉えればそれはまだまだ伸び代があるということ。今後の芸能生活でどんどん吸収して成長していってくれれば良いかなと思います。これからも応援しています。
内容の詳細な感想。ネタバレ注意です。長くなるので中の人なりに極限まで省略したつもりですが、多分省略しきれていない笑。
中の人の席は第3バルコニーの右寄り。第3バルコニーが結構高いのでステージを斜め上から見る感じに。正面から見ないと伝わりづらい演出が多少あるけど、まぁ仕方ない。千秋楽を生で観れるだけ幸せなことです。
ダーク・キングダム編を2時間ちょっとの脚本に圧縮している(知り合い曰く「無理がある(笑)」)らしいので、描写しきれていない部分も多少。その点予習しておいて良かったなと思いましたね。
開演。直後に音楽と共に
セラミュのタイトル(画像の感じ)がスクリーンに表示されるのだけど、そのBGM(組曲のイントロの冒頭)を聞いた瞬間の衝撃。よほど自分の琴線に触れたのか、直感的に「あっ…このメロディー好きだわ…」と思いましたね。ここでなぜか観劇スイッチが入ったので結果本当に良かった。何か凄いものを予感したのか、まだキャストが出てもいないのに背筋を正していたし笑。
うさぎの夢?キラキラ歌ってるところ。ムーンとタキ様の歌唱が演出のプロジェクションマッピングや光線と相俟ってとにかく幻想的。石井さんの歌唱がもう凄い。「セェェェレェェニティィィ~~」の声質とノビの良さですよ。
日常的な場面。朝の曲普通に良い曲で好きだなぁ、ブーブーチリリン延々と聴いてられるわ笑。天真爛漫なうさぎが良い。アンサンブルの方々の仕事の多さにとにかく感服。当たり前のように歌お上手だし。
その後ぐりお、なる、ルナ、地場衛と登場。初めてうさぎと地場衛が出会った時の印象が最悪て…笑、いやでも最悪から始まるラブコメよくあるな(違う)。たんこぶ頭の下りがほんと面白い笑。
うさぎがムーンに覚醒する場面。すごく感動した。たかが変身、されど変身。さっきまで泣き虫でヘタレで頼りない女の子が覚醒して「か弱い女の子をいじめるなんて、許せない!!!」とか言ってるんですよ、(いやもうかっこえええええええ!!!惚れるううう)久保ムーンの声の迫力と佇まいの凛々しさ、ギャップが素晴らしい…お仕置きして欲しい。そこから「愛と正義の、セーラー服美少女戦士♪ セーラームーーン~♪×2」と組曲に入るけど、曲がどストライクに好きすぎる。久保ちゃんの透き通るような声の歌唱。ダンス。共に最高でした。素敵。音源ください。(マジで)
変身しても時々泣き虫なムーン(笑)、そこで登場、タキシード仮面。なんてタイミングの良さだ… かっこ良すぎるし、タキ様いれば大抵のことはどうにかなりそうなほどの安心感。石井さんが美声、とにかく美声。素敵。そんなこんなで悪者退治して最後にムーンの組曲で締め。もう最高。手真っ赤になるくらい全力で拍手送りました。
うさぎが覚醒し、ルナの提言で幻の銀水晶を探す四天王と対峙しつつ、セーラー戦士を見つけていく流れに。少女達が戦士に覚醒する度に中の人はなぜか全力で感動しているし…さてはギャップに弱いな自分…
亜美/マーキュリーはお淑やかで可愛らしい感じ。戦士の時の凛々しさとのギャップも良い。頭冷やしてお仕置きして欲しい。攻撃受ける時に「テストも答案もいやーーーっ!」って言うムーンよ笑。
氷川神社の場面は「悪霊退散!」と言ってレイがうさぎの顔面に御札を叩きつけ、久保うさぎがあわあわしているのがほんと面白かった笑。レイ/マーズはとにかくクール、カッコいい。それに強い責任感や正義感をもっている感じ。思い切りハイヒールで踏んで欲しい。
途中クイン・ベリルが登場してソロ歌唱、当たり前だけど玉置さん歌が上手過ぎてもはや貫禄を感じる。もう圧倒的貫禄。会場も大トリが来たかのような雰囲気。ただただ歌に圧倒され、歌い終わったら全力で拍手送るだけの形に(笑)。すごかったです。
4人目の戦士、まこと/ジュピターはパワー系の男勝りな感じかつ姉御感。それなのにネフライトの前では乙女になってしまうギャップ笑。そして敵をも助ける懐の深さ…ヤキ入れてください姉貴…
四天王の皆さんは言うまでもなくもう出てくる度に迫力が凄まじい。盤石。全員声も演技もとにかく男前。男でもカッコいいと思うわあんなん笑。ゾイサイト(紗里さん)はキレ気味の迫真の演技が素晴らしいし、ジェダイト(武田さん)はとにかくビジュアルが美男子。何度でも言うけど美男子。ネフライト(Shinさん)はジュピターが乙女になるほどの男前感。クンツァイト(安藤さん)は圧倒的歌唱力。太めの声の安定感とノビが最高です。ハット被ってマイクスタンドで歌うの本当にカッコ良いし、様になり過ぎているし(笑)、さすが宝塚です…。皆さん歌も演技も素晴らしくて本当に圧倒される。
ダークキングダムと対峙の場面。ムーンのピンチを救うのはやはりタキシード仮面。正体が地場衛ということが判明。お団子頭、そしてうさ子と呼んでいたのが素敵。そして2人とも記憶を取り戻し、前世で既に出会っていたことが判明。物語が壮大だけどこれはこれで良いぃぃ…
またのピンチに満を持して登場、セーラーヴィーナス。(推し遂にきたぁぁぁあああっっ⤴︎︎⤴︎︎)と思ったけど、普段の甘々過ぎる高めのアニメ声からは想像もつかない、太めの声を出していたので驚きが先にきた笑。活動はほとんど見てきたつもりだけど、推しのあんな声初めて聞いたわ笑。(ビジュアル最高!可愛い!天罰落として!!)(どうしても抑えられなかったヲタクモード) 序盤そこまでリーダー感を感じなかったのは置いておきましょう、後々が大事だから笑。
遂に揃った五戦士、「みんながいるから私戦える!(大体こんな感じ)」と戦士としての決意を見せるムーン。五戦士の絆にもう中の人ひたすらに感動。少しだけだけど『運命の五人』がすごく良い……
戦い(色々挟んで断続的に)の中でタキシード仮面がムーンを庇い絶命(?)。石井さん迫真の演技。前世でも惹かれ合っていた2人て…タキ様失うの辛い…。久保ちゃんの悲嘆の演技も良かった。五戦士全員が記憶を取り戻し、ムーンはプリンセス・セレニティだったことや月の王国の存在、四守護戦士など色々判明。倒れていたタキ様は連れていかれ、ムーンの悲痛な叫びで一幕終了。なんてところで切ってくれるんだ木下さん…
幕間休憩が終わる頃、嗚咽や悲鳴が聞こえてきたのでTDCホールでサスペンスか?と思ったらアンサンブルの方々の演技。かなりリアルでした。
二幕開演。タキ様死んだのかと思ってたけど、ベリルによって闇落ちしてしまうのは一番辛いやつだな…これスターウォ(ry
衛を失って取り乱すうさぎ。それを優しく諭す仲間たちにもう中の人涙腺が…(泣) その後のうさぎソロのアカペラが素晴らしかった。幻の銀水晶の謎を解き明かすため月に向かうことに。移動がとても幻想的。この舞台の光を使った演出とても好きですね。
月ではクイーン・セレニティ(白石)が登場。五戦士が抜いた剣を持っていたのがヴィーナスというのが後々キー。セレニティが過去を語るうちに回想場面に。平和に暮らしていた月と地球の住人。四守護戦士と四天王、セレニティとエンディミオンでそれぞれペアになっているのが良い…尊い。幸せもつかの間、ダークキングダムが王国を襲撃。ベリルからプリンセスを守ろうとし、命を落とすエンディミオン。後を追うようにプリンセスも自害。幸せだっただけにこの落差がもう辛すぎる。
仲間を置いて単独行動をしてしまううさぎ。罠であるクラブのDJ(クン様)がジワジワくる笑。変わり果てた衛を見て狼狽えるうさぎと、孤軍奮闘するヴィーナスの対比が見ていて非常にもどかしい。いやめちゃくちゃもどかしい。おい!推しメンをリンチすな!(泣) この辺りから田村ヴィーナスには頼もしさが。もうかつての衛ではないことを確信し、悲しみと怒りが入り混じった感情で変身するうさぎ。同時に四守護戦士も変身して五戦士再集結。震える。「もう、一人にならないで」絆が泣ける…(泣)。
四天王と四守護戦士の殺陣、それぞれ前世の恋人なだけに辛いな…。戦いの中で四天王もようやく前世の記憶を取り戻す。味方についてくれると頼もしさが半端ない。エンディミオンへの忠誠心がもう美しい。しかし四天王もそれぞれベリルの光線(?)で絶命。
おおおおおおおおおい!!せっかく記憶を取り戻したのにすぐ逝っちゃうの早すぎじゃない…!?(泣) 四天王失うの悲しすぎる…。悲しむ守護戦士達と共に中の人も全力の嘆き(泣)。どうしてだよ…(泣)。
ヴィーナスはクンツァイトを失った悲しみと怒りの中、聖剣を召喚。渾身の攻撃でベリルを倒す。リーダーといった風格が出ていて良い。感情がよくのった推しの演技もとても良かった。(画像参照) ベリルもエンディミオンに恋していて憎むに憎めない…やはり歌すごいわ玉置さん…
しかしタキシード仮面はメタリア配下のまま。攻撃寸前で記憶を取り戻した衛とうさぎの歌唱が素晴らしく良い。もうそのまま幸せになってくれ…。聖剣で衛を刺し、自らも命を絶つうさぎ。繰り返される前世…いかん、誰も救われないロミジュリパターンだこれ。クイン・メタリアも完全復活し地球は世紀末状態に。中の人:「(もうどうするのよこれ…)」
ムーンを復活させるためにペンを投げ出す、すなわち命を投げ出すことを決意するヴィーナス。リーダーとしての覚悟がひしひしと伝わってくる。他3人も決意。仲間のためなら命すら投げ出す守護戦士たちの自己犠牲の精神、そこからの五戦士の絆の歌『運命の五人』 ムーンも一緒に歌うけど、もう感動で涙が溢れる(泣)。言うまでもなく曲自体が素晴らしく良いし、うさぎと出会った時の回想挟むのちょっとずるいしエモすぎる(泣)。千秋楽だからか感情が昂り、感極まってしまう早川と田村。ほんとはダメらしいけど千穐楽でそんなこと気にする状況じゃないし、こちらがさらに泣けてくる…(泣) 席の左が中年の男性で、右が20代くらいの女性だったから溢れるものをギリ堪えてたけど、これ家とかで1人で見てたら中の人確実に嗚咽込みで全力号泣してる。もう涙で溺れる。演者達の絆もそうだし、五戦士の絆、献身性が本当に素晴らしすぎる。キャストの絆を含めて泣ける。円盤買って家で1人で泣くか… 多分何度見ても泣けるわ… というか皆さんにも是非円盤買って欲しい。
蘇ったムーンと衛。それぞれ懐中時計と石が剣先を受け、衛は四天王が蘇らせていた。どこまで泣かせてくれるんだよ四天王…信じてたよ…(泣) クライマックス。仲間を失って弱るも、いつもの優しい優しい衛に勇気づけられたムーンとメタリアの最終決戦。ムーン渾身の「月に代わって、お仕置きよ!!!」がもう最高。畳み掛けるセリフ好きだし、みんなの想い、全てを背負った攻撃でメタリアは完全に倒され世界平和。BGMがずっと運命の五人なのが良い。もう気持ちはヒーロー物を見る少年のそれです。最後にうさぎと衛が結ばれて良かったよ…(感涙)
銀水晶の力で四守護戦士も復活。都合良いけど、もうこの際そんなのどうでもいい!復活最高!ハッピーエンド最高!五戦士の『運命の五人』とうさぎ&衛のデュオのメドレーはもう心が洗われます(昇天)。
再び日常に。めちゃめちゃだったところからこの安心感。朝の歌何度聞いても良いいい…朝のニュース待ってました! 登校時に衛初め仲間たちも合流するけど、もうカオス笑。贔屓無しで個人的には愛野美奈子ちゃんの「いいなぁ、私も彼氏欲しいなぁぁぁ〜」がグッときました(?)。全員の個性が爆発していてほんと面白いです笑。
本編終演。
最高でした。東京公演千穐楽ということもあり、会場のボルテージは最高潮。もう盛大な拍手。立ち上がって拍手贈りたいくらいでした。カテコの全キャスト揃い踏みは壮観。四天王とタキ様ほんとカッコいい。ありがとう五戦士のみんな。本当に素晴らしい舞台、夢のようなひと時をありがとうございました。
ここからはライブショーに。あくまで舞台観に来てるからペンラ振ったりコールしたりするのは個人的には違和感が拭えない笑。いやヲタクではあるけど。セラムンの世界に引き込まれたおかげで何だか沸きづらさはある笑。
影ナレはなるぐりで、OVERTUREみたいなのもあるのが意外笑。ちゃんとコールを煽ってから五戦士それぞれの組曲(冒頭のみ)に。個人的にはムーン、マーズ、ヴィーナスの組曲が好きです。特にムーンは何度でも聴きたい。音源下さい。(2回目) サントラでもいいからぁ!
千穐楽夜公演ライブショー セトリ
OVERTURE(?)
ムーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス組曲(ショート)
M01 La Soldier
M02 愛のStarshine
M03 運命の貴女へ
M04 ムーンライト伝説(キャスト全員)
真佑ちゃんは比較的ダンスのほうが得意のせいかライブショー良かったですね(たぶん推し補正)。ビジュアル最高でした。やはり5人ともアイドルなので歌って踊っているとすごくしっくりくる。ダンスも歌も良かったです。
ラソウルジャーと愛のStarshineはとにかくカッコいい。五戦士達が凛々しかった。
運命の貴女へ(劇中は『運命の五人』、微妙違うことは教えて頂いた)は、まずメロディがどストライクに好き。そして歌詞。好き過ぎて自らの記憶と他人のレポでどうにか歌詞書き起こしましたよ、ええ。当時金欠で観劇パンフレットを買わなかったことを今めちゃくちゃ後悔しています笑。
運命の貴女へ 歌詞
(※) ムーンライト ムーンライト
スターライト スターライト ×2
大好きな君 愛しい思い出
出会う為に生まれたんだね
そうよ時を超えて 巡り逢えたから
運命の君 大切なあなた
守りたいの 守らせてよね
どうかこの思いが 届きますように
今ここに 全てかけて 恐れないで 戦うのよ
光集め 輝き放て
ムーンライト ムーンライト
満ちては欠ける月 沢山の顔見せる
スターライト スターライト
輝くその笑顔 いつまでも抱き締めたい ×2
運命の貴女へ
(※)
劇中の『運命の五人』もだけど歌詞が良すぎる…内容がエモいのなんの。五戦士の絆、さらにキャスト陣の絆が本当によく感じられる。乃木坂版限定と聞いたけど本当に良い曲。音源下さい。(n回目) フリに合わせて観客もサイリウムを左右に振る一体感も良かった。乃木坂版に限らず歌い継いで欲しい曲です。
そしてムーンライト伝説。これぞセーラームーン。圧倒的定番感(良い意味で)。そして中の人が元から唯一知っていたセーラームーンの曲笑。最初は五戦士で歌うけど、途中なるぐりルナが合流。二番からはダークキングダム一同が合流。五戦士と地球国、それぞれペアで歌ってるの最高に良かった。尊い。アンサンブルの方々含めキャスト勢揃いは壮観。敵味方関係なく、キャストとしてまさに大団円。素晴らしいフィナーレでした。
終演。
ここからは千秋楽公演ということでキャスト全員が挨拶をするのですが、それはまた上海公演も含めて別で書きます。上海公演行ってないけど。
とにかく、セーラームーンのセの字も知らないような人間が推し目当てという動機だけでセラミュを観に行き、寧ろセーラームーンという作品・世界観に触れ、絆や献身性、そして愛と作品自体の素晴らしさを知れたことは本当に良かった。人生損せずに済んだ笑。この機会で行ってなかったら一生セーラームーンというコンテンツに触れることは無かっただろうから、本当にこの奇跡に感謝です。ミラクルロマンス。ありがとう真佑ちゃん笑。あの公演が終わって数日経っても、頭の中では「愛と正義の~♪」と「ムーンライ、ムーンライ♪」が延々とループしてるし、本当にとても印象深い舞台だったなと思います。本当に幸せな時間でした。とても素晴らしい舞台をありがとうございました。また、いつか、是非このカンパニーで。ありがとうセーラームーン。
余談になりますが、千穐楽夜公演の特典ポストカードは見事一発で推しの真佑ちゃんを引き当て、心の中で叫んでいました(笑)。ここで引きの強さが出るとは笑。いえええええええええええい!!(心の声)
千穐楽のキャスト陣挨拶はなるべく早く書きますが、ライブショー終わりまでを取り急ぎで。年を跨がないように笑。
とりあえずこのブログは単純なレポと感想で。演者たちの思い等はまた書きます。
では今回はこの辺で。